こんばんは施工監理担当の広瀬です。
今回はバルコニーです。
バルコニーをつくる理由として1番多いのは、やはり 「洗濯物を干すため」。そして、その次に多いのが 「布団を干すため」です。
それ以外にも、2階リビングでバルコニーを庭代わりに使うなどのニーズもありますが、やはり洗濯物や布団を干すためにバルコニーをつくるという理由は突出しています。 実用性という点でバルコニーがつくられることが多いんですね 。
では、この洗濯物や布団を干すためにはバルコニーをつくる時にどのようなことに注意すればいいか見てみましょう。
木造住宅のバルコニーの場合、1番最初に注目したいのが「バルコニーの奥行きについて」です。
その理由は、木造住宅のバルコニーの奥行きは70センチほどであることが多いからなんです。70センチというと、人がひとり歩けるくらいのスペースです。決して広いとは言えませんね。どうしてこんな奥行きのバルコニーが多いかと言うと、木造住宅の場合、バルコニーの下に柱や壁が無い限り、家から1mほどしかバルコニーを跳ね出すことができません。
また、モジュールと言う家を設計する時に基準となる寸法があるのですが、このモジュールの寸法が1m、もしくは1m弱のことがほとんどとなっており、そこに外壁の厚みを考慮するとバルコニーの奥行きは70センチほどになってしまいます。
このような理由から、70センチほどの奥行きのバルコニーが多くなる要因となっています。
では、バルコニーの奥行きが少ないと、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
バルコニーの奥行きが70センチでも洗濯物は干せますが、例えばバルコニーにエアコンの室外機を置くと、ただでさえ奥行きの狭いバルコニーがより狭くなってしまいます。
バルコニーの奥行きはあまりないけども幅があるので面積は十分と思っていると、思わぬ落とし穴があります。
図面だけだとバルコニーの奥行きは分かりづらいもの。
そのためバルコニーの奥行きは必ず確認しておきたいのと、エアコンの室外機がどこにくるのかもあらかじめ確認しておくと、後で思ったよりもバルコニーの奥行きが狭かった、通路が狭くて使いにくかったという失敗は無くすことができます。
次回は、バルコニーの種類・使い方等を書いていきます。
例として、こんな使い方もあります!