こんばんは施工監理担当の広瀬です。
前回は、バルコニーは必要なのか!でしたが、今回はバルコニーの種類・使い方について書いていきます。
バルコニーに布団を干す時、基本的にはバルコニーの手すりの部分に布団を干すことになります。そのため、バルコニーの手すりをどんな形状にするかで布団の干しやすさは変わってきます。
また、汚れの付きやすい外壁の場合は、布団を干すのに汚れが気になるなんてこともあります。
家を建てる時、普通はバルコニーの手すりまで気にすることはあまりありませんが、いざ布団を干そうと思った時に使いやすさがかなり変わってくるので、この辺りも抑えておきたいポイントです。
また、布団1枚の幅が1mほどなので、同時に何枚の布団を干したいかによって、バルコニーの必要な長さも決まってきます。 一般的には4人家族だと4.5mくらいバルコニーの幅があると、かなり使いやすい長さと言えます。(布団1枚に対して1m強が目安です)布団を干す場合は部屋の窓や布団乾燥機を使うという方法もありますが、バルコニーに布団を干すなら、バルコニーの長さは意識してみてくださいね。
バルコニーの1番の役割が洗濯物を干すことだと考えると、バルコニーの奥行き、長さの次に屋根を掛けるかどうかを考慮する必要があります。バルコニーの上に屋根があると、多少の雨なら洗濯物を干しっぱなしでも大丈夫なので、忙しい方や家をよく留守にする方なんかは、バルコニーに屋根があると特に重宝します。
また、屋根のあるバルコニーのことをインナーバルコニーと呼ぶこともあります。
バルコニーは外部ですが、バルコニーに屋根が付いてインナーバルコニーとなると、より家の内部のような使い方ができるようになるので、2階リビングなどバルコニーを庭のように使いたい人におすすめです。
では、インナーバルコニーのようにバルコニーに屋根を掛ける場合、何か注意点はないのでしょうか?バルコニーに屋根を掛けるときの1番の注意点は、バルコニーに屋根を掛けたいからといって、「自由に屋根を掛けられる訳ではない」という点です。 屋根を掛けるためには構造材を太くしたり、屋根を支えるための柱や壁が必要になってくるなど、構造的な部分も絡んできます。
そのため、間取りに制約が出たり費用が多く必要になってしまう点に注意が必要となってきます。
また、バルコニーに屋根があればあるほど、屋根の下は光が入らなくなっていくので、吹抜けを作ったりトップライトを設けるなど何かしらの対応をしないと1階部分には直射日光が入らないというケースも注意しておきましょう。
次回もバルコニーを考察したいと思います。