パントリーVol.3

今晩は施工監理担当の広瀬です。

前回の最後に次回はパントリーの種類と書き込みましたが、種類は前回ご紹介いたしました。申し訳ございませんでした。

今回はメリット・デメリットについてお話したいと思います。

・メリット1:収納力とアクセス性
パントリーの最大のメリットは収納力とアクセス性です。壁付けやウォークイン・ウォークスルーのタイプによらず、食品などを保管できるスペースが格段に増えます。また、別の収納部屋や床下収納などとは違って、キッチンからすぐにアクセスできる利便性はパントリーならではのメリットです。特に料理好きな人にとっては、キッチン周りをごちゃごちゃさせずにさまざまな食材を手元に置いておけるのは、大きな魅力です。

・メリット2:災害時のための備蓄ができる
日本は諸外国に比べて自然災害が多い国として知られています。実際に近年、地震や水害などが多発しており、災害時に備えて水や食料を備蓄している家庭も増えているでしょう。水や缶詰などの備蓄食料はかさばる物が多いので、保管場所に困るケースがあります。その際にも、パントリーは役立ちます。さらに日々の生活の中で備蓄食料を消費し、買い足していく「ローリングストック」も、パントリーがあれば手間なく実践できます。

また、食費におけるコスト意識が高い人は、安売り時にまとめ買いをするケースもあるでしょう。パントリーがあれば、大量に買い込んだ食品や飲み物などをストックするスペースとしても使えます。

・メリット3:食材や備品の管理が楽になる
キッチン周りには通常複数の収納棚や引き出しが付いており、用途に応じて食材や備品を収納している家庭がほとんどでしょう。その場合、どこにどれだけの物があるのか、把握しづらいというデメリットがあります。パントリーは、食材や日用品などをひとまとめに収納できるので、きちんと収納すれば在庫状況が一目瞭然です。買い足す必要がある食材や、キッチンペーパーやゴミ袋、コーヒーフィルターなどの備品の不足などもすぐに分かります。

・メリット4:キッチンが片付く
収納スペースが増えることで、出しっぱなしにしていた食材や調理器具をしまうことができます。特に、生活感を消したい人やキッチン周りをスッキリさせたい人、オシャレな空間を作りたい人にとっては大きな利点となります。 さらに、キッチンが片付くことで作業スペースが広くなるので、料理がしやすくなります。作業効率の向上や、料理をするときにかかるストレスが軽減できるのもメリットに挙げられるでしょう。

        ウォークイン型

・デメリット1:ある程度のスペースが必要
パントリーを作る際には、相応のスペースが必要になります。そもそも部屋の構造や間取り上、スペースが確保できない場合もあるでしょう。また、扉をつける場合は、廊下やキッチンの作業スペースに干渉することもあります。そうなると、料理や生活にも支障が出て、ストレスになってしまう場合があります。

・デメリット2:大量の食品などを備蓄すると管理が大変
大量の食品や備品を保管すると、人によっては管理が大変になるかもしれません。しっかりと整理できれば問題ないものの、買いすぎて乱雑に積み上げたり、バラバラに収納すると、パントリーの良さを生かし切れません。パントリーの収納力を最大限に生かすためには、収納スキルも持ち合わせていないといけない点は、理解しておくべきでしょう。

・デメリット3:デッドスペースが生まれる可能性も
パントリーに求める用途についても、事前に考えておく必要があります。棚の寸法や通路の広さ、扉の開き方などによっては、うまく使いこなせないケースも出てきます。せっかく広いスペースを取ったのに一部しか使わなかった、デッドスペースが生まれてスペースを無駄にした、家事動線・生活動線の邪魔になりうまく活用できなかった、などパントリーの収納力を無駄にしてしまうリスクもあります。

           収納型

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)